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2013年3月

枝レポート【No.019】

リソース・ルーム枝のスタッフが継続して関わっている学校が、今年度また増えました。
教室巡回で児童生徒の実態を把握し、個別の相談や指導、先生方との事例検討会などをします。
その動きの中で、特に中学・高校では、相談室の存在、心理職の存在が大きくなっていると感じますし、
スクールカウンセラーの複雑な思いを聞く場面が増えてきたように思います。

中学・高校時代というのは、勉強が大変、友達との関係が難しい、家庭のトラブルが子供にのしかかる…
などが最近の社会情勢の中で複雑に絡み合うと、子どもたちにとってかなり苦しい時期になります。
年齢が高くなればなるほど背景が複雑になることが多いにも関わらず、中学校や高等学校では、
背景に関する情報はなかなか得られません。日々の生徒とのかかわりの中で、
先生方が把握することが重要になります。

困難を抱えた子どもたちの重さを日々受け止め、整理し、考える先生方は苦しいはずです。
生徒も先生も、辛い思いで支援を求める中、今の体制では学校という組織の中に心理職が『たった一人』で
派遣されることがあります。校内体制の中でスクールカウンセラーが孤立せずに良い働きができるように、
管理職・主任・コーディネーター・養護教諭・担任などとのチーム支援が、ますます大事な時代になってきている……

と書いて、ふと思いました。
管理職も、主任も、コーディネーターも、養護教諭も、担任も、それぞれの課題が山積する日常の中では
孤立しやすいかもしれない……。勿論そうでない、温かい関係を感じることのできる学校も多く、
そこでは子どもたちが、明るく元気に挨拶してくれます。
そういう学校は、保護者の思いを受け止め、共に歩を進めていく力もあると言えそうな気がしています。

余暇活動・特別活動情報

・3月23日(土)・・・桜が突然開花したのでお花見に:(例年通り中めぐりから目黒川沿い)
・3月31日(日)・・・イチゴ狩りにGO! (海ほたる・館山いちご狩りセンター・鴨川シーワールド)
・(開催中)~4月7日(日)・・・円空 (東京国立博物館)
・3月2日(土)~6月2日(日)・・・ラファエロ (国立西洋美術館)

ほか

☆新企画☆   事例から学ぶ Ⅰ

「特別支援は何を育てるか 何かを奪ってしまう現実はないか
 … 育ちを助け 奪わない支援を目指して …」

3月30日(土)  13時30分~16時  北沢タウンホール3階 ミーティングルーム

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