【枝レポート2022 vol.2】
感染者数が少しずつ減少し、社会の動きが少しずつ戻り始め
学校巡回の依頼が増えてきました。
今年度の特徴として
小学校低学年の学級全体を見てほしいという要望が目立ちます。
1年生の担任の先生と話す中で
「今年の子どもたちは身体が十分に育っていないように思う」
というのがベテランの先生からの発言でした。
何故そうなのかは複雑な背景が考えられます。
遊びの質の変化はもうずいぶん前から言われてきました。
そんな中で2020年3月の一斉休校以後は
運動会や遠足は規模を小さくしたし
お出かけが減りおうち時間が増え……と
コロナ禍で幼児期を過ごした子どもたちの育ちは
十分だったのかと考えると気になります。
(幼児期だけでなく夫々の年代でそれぞれの影響があるわけですけれど)
科学的な裏付けというほどのものは出ていないでしょうし
それが判れば子どもたちの育ちの問題が解決するわけではないので
「では今、教師は何をすべきか」という方向で話しがすすみました。
そして出た「これならできる」というやるべき基本的対応の一つは
「体をしっかり使う遊びをたくさんしよう」でした。
当たり前すぎてうっかりしているかもしれませんが
こんな社会状況だからこそ低学年のうちに
「体の使い方を知ること」を特にしっかり意識してやっていこうという
1年生の先生方のご意見は貴重だと思いました。
身体(姿勢)を保持する力は注意集中する力にも結び付き
書字の乱れを改善することにもつながります。
会議の後半は具体的な学習場面や指導についての話しに熱がこもり
時間が足りなくて次の巡回の日程を決めて終了しました。
一方、就労のための準備をしている青年たちは
生活訓練等のプログラムが感染拡大の時期に何度も中断したり変更されたり
リズムが乱れて疲労を訴えています。
早く安定した社会のリズムになりますように。
(2022年6月24日 伊藤記)
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