2012年春の講演会 講師の方々からのメッセージ
Ⅰ 『防災ハンドブック』を作って (講師:白井和子)
日本自閉症協会は平成20年に『自閉症の人たちのための防災ハンドブック』(支援者編および本人・家族編)を発行しました。防災以外にも自閉症の理解と様々な場面で役立つものとして作成したのですが、図らずも東日本大震災の時は「役に立った」「もっと欲しい」などのお声を頂きました。しかし今回の大災害に、津波・原発などの被害も加えてより深く考えなければならないと実感いたしました。作成時から申し上げていますが『ハンドブック』はあくまでもスタートラインです。これを参考に、それぞれに合った対策を立てて頂きたいと思います。障がいの有無にかかわらず、人間関係を大切に困難を乗り越えたいものです。
Ⅱ 被災地からの報告 (講師:赤井陽介)
高齢者や身体障害の方に比べ、困難さが伝わりにくい・理解を得にくい、発達障害や自閉症の傾向を持つ人たち。そうした人や家族が、今回の震災でどんな事態に直面したのかをご報告いたします。ただ、私が見聞きしたのは氷山の一角にすぎません。どんな困難があったのかの把握すら難しく、不十分な支援を嘆く以前の段階だったとも言えそうです。どのような備えや支援が必要なのか、一緒に考える機会にさせて頂ければと考えています。
Ⅲ 被災と心のケア (講師:伊藤逞子)
東日本大震災の後、様々な形で被災者の心のケアについてのアピールが発信されています。被災直後のケアの大切さとともに、今後は長期的なケアが重要な課題となります。発達障害がある場合には、なおさら混乱や不安が大きく現れ、困難が増大するおそれがあります。彼らの混乱や不安を最小限にとどめるための配慮や方策を、常にしっかり準備しておくことが大切です。そのための基本的な事柄を確認したいと思います。
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