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2013年6月

夏の講演会 = ともに 命と 心と 生き方を守るために =

リソース・ルーム枝は2013年も発達に関する困難がある方々の日々の安定した育ちのために、
ご家族や支援者と情報を共有し具体的な手だてを考えていく予定です。
今年度は小・中・高等学校・大学・就職活動・社会人として『生活する』中で、誰もが経験する
『人としての体験』の事例をもとに、参加者の皆様とともに『自分の問題』として
考えるための時間を大切にいたします。

特別企画(2013年6月22日・土) 13:30~16:00  北沢タウンホール 12Fスカイサロン
災害への備え・被災後の課題…「何が見えたか」
プロローグ
『旅へ!』 DVDでみる自閉症の人たちの育ち・「ノー・プロブレム」と言うために
(解説: けやきの郷 関係者)

被災地からの報告   3.11. 被災地のその後
神奈川や東京などの都市部では、地域社会ネットワークの充実と防災(減災)がアピー
ルされる中、東北の被災地では、地域社会を分断され、復興の見通しを立てる以前の
問題に押しつぶされそうな人々がいます。…私たちが少しでも間違えずに考えの方向
を見つけるためには、起きたこと・起こっていることの「現実を知る」ことからではないか
と思い、現地でその後起きている状況を報告していただくことにいたしました。
(報告者: 朝日新聞社 社会部 赤井 陽介)


(講師・報告者は交渉中・申請中です。災害等により変更する場合があります。)(敬称略)

【定員】:30名

【参加費】:500円(資料代) 
                  
【お申し込み受付開始】:2013年4月15日(定員になり次第、受付終了)

【お申し込み方法】:お問い合わせフォームからお申込みください。 
    
・お問い合わせ内容の欄に『講演会参加希望』とご記入ください。  
・後ほど、受付確認の連絡を担当者から差し上げます。10日以内に
担当者からの連絡が行かない場合にはお問い合わせください。

2013企画のご挨拶

拝啓

新緑の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
リソース・ルーム枝では、今年も幾つかの企画を用意いたしました。
次回は6月22日(土)、昨年に引き続き【世田谷区教育委員会】の後援を頂いて『災害への備え』について取り上げます。
東日本の被災地の状況を知って心を寄せるとともに、
『特別支援教育でもクローズアップされている支援を要する人々』への被災時の支援、
そのための平時の備えの在り方などについて、皆様と共に考えたいと思います。

プロローグは自閉症の人々が働く『けやきの郷』の方からのメッセージを、
DVDなどの資料を使って伝えていただきます。

メインテーマは『被災地からの報告・3.11.被災地のその後』を昨年に引き続き赤井陽介氏にお話しいただきます。
今、行政や支援機関で考えられている要支援者への防災・減災の情報や対策について、
発達障害のある人々のことも考えた上で取材を続けている記者だからこその、
様々な問題を提起していただきながら考えを深めていく予定です。

また、東日本大震災以降に開催されたフォーラムなどで取り上げられた問題や、
現地からの報告についての資料もご用意いたします。

支援とは何か、何が必要か、どのように生きていくことができるかなど、
障害のあるなしを超えた語り合いが、困難にひるむことなく、未来に生きる力を持つことにつながると考えています。
ぜひ、一人でも多くの皆様にご参加いただきたいと思い、お知らせ申し上げます。

敬具

2013年5月吉日
リソース・ルーム枝
代表 伊藤 逞子
世田谷相談室長(講演会担当) 井上 睦美 

事務局: 東京都 目黒区 目黒本町6丁目12-5   
E-mail: eda@rr-eda.com

枝レポート【No.020】

3月30日(土)の『事例から学ぶⅠ』は、保護者・小学校の先生・中学校の先生・高校の先生・スクールカウンセラー・
学習支援員・学生・指導主事などなど、いろいろな方々にご参加いただきました。

休憩時間にご質問・ご意見をお書きいただいたのですが、あまりに熱心にお書きいただいたため、
休憩時間にならず、時間設定を間違えたような気がしました。
また、お答えできる時間も短く感じて、不十分ではなかったかと心残りでした。
それだけ、現実の支援教育は難しく、悩ましく、答えを出しにくく、
日々心を引き締めて向かい合っていかなくてはならない、と言うことを改めて突き付けられた気がします。

話題に挙げられたことの一つに、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)があります。
萩原先生の報告された事例の話の中にあった『ソーシャルスキル・トレーニングこそが彼らにとって、大事なこと。』
と言う言葉が、参加者にインパクトを持って受け止められたからだと思います。

「中学校でSSTを行う時の留意点は?」
「SSTを通常学級の中で活かすには?」
「SSTってどのように取り組むのが良いの?」…

これらの問いにこそ、『事例に添って』『個別的に』考える必要があります。
一人一人にとって、その場その場によって、必要なソーシャルスキルをきちんと把握し、
その人の力で可能な方法を考えて、乗り切る力をつけることが大事だからです。

マニュアル通りにやればよいものではないからです。萩原先生が大事にしているのも、

『今の○○さんにとって何が必要なのか、どうすればできるのかを、正しくとらえることから始まる。
そして、その力を生きていく力として身に付けることが大事』

ということだと思います。今後も『事例から学ぶ』という企画を進めていこう、と思いました。
ちなみに、当日のお答えは、一般的に言えること、というかたちで、基本をお話させていただきました。

余暇活動・特別活動情報

・6月2日(日)・・・友野龍士わくわく和太鼓コンサート(神奈川県立青少年センター 16時開演)
・(開催中)~6月16日(日)・・・アントニオ・ロペス展 (渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアム)
・6月22日(土)~8月4日(日)・・・レオ・レオニ 絵本のしごと (同上)

ほか

☆次回の企画☆ 災害への備え・被災後の課題…「何が見えたか」

6月22日(土) 13:30~16:00 北沢タウンホール
プロローグ・メッセージ:阿部叔子氏・白井和子氏
メイン講師: 赤井陽介氏

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